アイルランド競馬初期の大物の一頭。父Economistは
Whisker産駒で、母父Nabocklishは
Herod系、ただし
Herod産駒の中でもTom Tugの子孫とかなりマイナーである。体高は16ハンド2インチとかなり大柄。
愛国産馬というと1年上に
Birdcatcherがいるが、本馬が3歳のときにノーサンバーランド・プレートで破っている。ただしこのときの斤量は
Birdcatcherの方が20ポンド重かった。
Birdcatcherにはピール・チャレンジ・カップの大圧勝があるために両者の実力比較は難しいが、少なくとも勝ったレースの格だけ比べれば
Harkawayの方が上といわれる。
通算成績は38戦25勝、その中にはグッドウッドカップの2連覇が含まれている。負けたレースも、賭けの都合で無理に走らされたものが多数あったという。
種牡馬としては大きな成功はしなかったが、名種牡馬
King Tomを出してその血を広げた。1859年死亡。