名牝
Mumtaz Mahalの産駒の中で、競走馬として最も活躍した馬。"Flying Filly"の仔らしく、5-6f戦で力を発揮したスプリンターで、コヴェントリーS、ジュライS、
チェスターフィールドS、ベッドフォードS、グリーナムプレートを勝ち、ミドルパークS、英シャンペンSで2着、英2000ギニーで3着など、通算11戦6勝の成績を残した。距離が伸びては良くなく、ダービーでは
Bois Rousselの着外に敗れたが、調教師は、これ程スピードに優れた馬は他にいない、と語ったそうある。
引退後は仏で種牡馬となったが、第2次大戦時に独に接収され、後に英に渡るという波乱の種牡馬生活だった。代表産駒は、カーターHなどを勝ったNorthern Star、モーリスドギース賞などを勝ち、プールデッセデプーリッシュを勝ったYleらの母となった
Skylarking、キングジョージSを勝ったBakshishi、シュヴァルツゴルトレネンなどを勝ったTraumerei、チェコダービー馬Saint Amourなど。