晩成気味の馬で、2歳時は良いところがなく、クラシック戦線にも加われなかった。3歳の夏頃から軌道に乗り始め、ノウスリーディナーS、リヴァプールオータムCを圧勝、ルースメモリアル、プリンセスオヴウェールズSでも2着となる。4歳時には、チャーチルSを勝ち、
エクリプスSで2着、キングジョージにも出走して5着となっている。通算17戦5勝2着4回。
競走馬としては一流とは言えなかったが、父が
Nearco、母は
Sickle、
Pharamond、
Hyperionの半妹という血統の良さを期待されて種牡馬となり、成功を収めた。代表産駒は、欧州チャンピオン
Ballymoss、英オークス馬
Noblesse、愛セントレジャーを勝ったCraighouse、ベルモントSなどを勝った
Cavan、伊牝馬2冠のAnticlea、仏グランクリテリウムなどを勝った
Yelapa、リディアテシオ賞を勝ったDobrowa、コンセイユムニシパル賞などを勝ったArmos、ロイヤルロッジSを勝った
Star Moss、サンルイスオビスポHを勝ったLord Derbyなど。日本でも、京都4歳特別(当時)を勝ったタニノモスボローがいる。母の父としては、凱旋門賞馬
Exbury、アスコット金杯などを勝った
Sagaroらを出している。