父同様、息の長い種牡馬生活、息の長い産駒の活躍を見せている。
未だにカンファーベストやカナハラドラゴン辺りの活躍馬を出しているのだから大したもの。
産駒自身も息の長い活躍ができる。
メジロライアンという優秀な後継種牡馬を出し、ノーザンテーストの父系を繋いだ功績は非常に大きい。

顔の大きな馬です。私が出会った馬の中では、ピカイチです。そして、とても品のいい馬です。優しい眼をしています。私がもし馬と共に生きるカウボーイなら、彼をパートナーに選びますね。とても従順だし、スタミナもあるし。

あのノーザンテーストの初年度産駒。
４歳時は普通の３勝馬だったが（ちなみに３冠レースはダービーのみ出走して９着）、４歳秋から徐々に本格化。毎日王冠２着、天皇賞（秋）４着、目黒記念１着と一流馬の仲間入り。続く有馬記念では、直線楽々と抜け出してホウヨウボーイ以下を完封（着差２馬身半）。
年が明けての初戦のＡＪＣＣも完勝し、この年は非常に期待された。が、アルゼンチン共和国杯２着、天皇賞（春）２着（１着モンテプリンス）、毎日王冠４着、天皇賞（秋）５着（１着メジロティターン）、有馬記念２着（１着キョウエイプロミス）と結局１勝も出来ず。特に有馬では、直線一旦先頭に立ちながら、アタマ差差し切られるという悔しい形。
しかしその雪辱は翌年の天皇賞（春）で果たす。Ｓペースにも折り合って直線抜け出すと、ホリスキーとの叩き合いを半馬身制して、念願の盾のタイトルを手にした。

＞有馬記念２着（１着キョウエイプロミス）と結局
有馬記念を勝ったのはヒカリデュール。キョウエイプロミスは３着です。

一般的には晩成ステイヤーと思われているが、自身が(天皇賞・有馬を勝っているものの)長距離大レースで2着3着が多い事などを考えると、本質的には中距離馬ではないかと思う。
産駒も長距離より中距離を得意とするものが多い。

　通算成績３３戦１１勝。２歳時（旧年齢）のケガなどもあって５歳半ばまではあまり活躍できなかったが、秋になって本格化、目黒記念、有馬記念を制して一気に古馬のトップホースとなった。その後は天皇賞・春、ＡＪＣ杯（２回）を制し、種牡馬入りしてからはメジロライアン、ベストタイアップなどの活躍馬を送り出している。

　ちなみに、この馬は大種牡馬ノーザンテーストの初年度産駒である。ノーザンテーストは当初、シャダイダンサー（京成杯３歳Ｓ、阪神４歳牝馬特別などを勝つ）などの実績から「早仕上がりの短距離種牡馬」と見なされていたようである。この評価が定着していたら日本競馬の血統は大きく変わっていたかもしれないから、父ノーザンテーストの種牡馬としての価値を高めたこの馬の功績は、極めて大きいものといえるだろう。

有馬記念、天皇賞馬。