母Arcadiaにちなんで、ギリシャ神話においてヘルメスが誕生したとされるキュレネー山から名付けられた。伯父にハードウィックSなどを勝ったGulliver、叔父にハードウィックSを勝ったSt. Damienがいる。
姉兄が競走馬としてイマイチで、当歳時は見栄えも悪かったため期待は小さく、クラシック登録をされていなかった。そのため3歳時はクラシックに出走せず4戦にとどまった。しかし、ニューマーケットSでは後のダービー馬Jeddahに完勝、続くジョッキークラブSでは前年のクラシック上位馬に圧勝、サンダウンパークフォールSは140ポンドを背負って楽勝し、クラシックに参戦せずしてチャンピオン級の評価を得た。
引退後は英で種牡馬入りするも、クラシック勝ちがないことと、良血というには足りない血統から然程人気は無かったが、2年目の産駒から
Ciceroが英ダービーなどを、
Polymelusが英チャンピオンSなどに勝利。その後も
Lemberg、
Minoru、Tagalieと英ダービー馬を輩出と活躍。しかし、英
リーディングに輝く前には既にアルゼンチンへ売却されていた。アルゼンチンでは、カルロスペレグリーニ大賞などを勝ったEnergica、2冠馬Pulgarin、ナシオナル大賞を勝ったSaint Emilion、Gauloisなどを出した。
Captain Cuttle、
Craig An Eranといったダービー馬を始め多数の活躍馬の母の父ともなっている。