大種牡馬Lexingtonが出した最後の大物。競争馬として、その最高傑作といっても過言ではない。
ダービーをパス(!)し、プリークネスSを楽勝するところから快進撃が始まり、ウィザーズS、ベルモントS、トラヴァースSなど3歳時を12戦11勝。敗れた一戦は、疾患によりレース直後高熱でダウンするという、酷い体調でのものだった。悪天候にも道悪にもめげず、5月から10月までのキャンペーンで、9月を休みにあてた他は毎月勝利をあげ、8月に3勝、10月は4勝、勝つときは全て圧倒的一番人気を背負っての楽勝劇だった。
翌年、勇躍英国へ参戦しようとしたが、渡航中インフルエンザをこじらせて、競争生命を断たれる。皮肉なことに、帯同馬として渡った馬が英競馬で活躍、米では前年Duke of Magentaに歯が立たなかった馬が勝ちまくっていた。
種牡馬としては、ベルモントS勝ちのEricなどを出している。通算19戦15勝2着3回3着1回。
プリークネス、ウィザーズ、ベルモント、トラヴァースの4つの大レースに勝利を収めているのは、この馬の他にはMan o'WarとNative Dancerがあるのみである。
// mazuda
02/06/08(土) 00:24
|