アタラクシアを管理している池江泰郎調教師は去年のダービー前、Numberの取材にこう答えている。
「まだ馬が若い」「どのくらい成長するか」「完成するのは古馬になってから」
馬の将来を期待する言葉が多い。古馬として復帰してきての走りに期待。

ついでに。父のデインヒルに関しても、母方の方が強いなんて書いてありましたけど、父のダンチヒの方が影響は強かったです。牝系が強いので重い血統ですが、距離は伸びた方が・・多分、良いはずです。速い逃げ馬がいない今年は極端に不利と言うわけじゃないので、一概に捨てられないな。スピード＋決め手の決着にならなければ・・。

前言撤回になってしまいますが、計算し直したところ、アタラクシアは母の影響が大でした。で改めて。母のランバダスタイルは父のダンシングブレーヴより母のサンタズシスターの方が影響力強いっす。さらに遡っていくとミドルブラザー〜ヒルプリンス〜プリンスキロと遡るラインでスタミナ＋パワーは隔世遺伝で伝わってくるでしょう。サンタクロースも入ってますし。ただ、そうなると、重いです。はっきり言って、いまどきのポンポンレコードが出てしまうようなご時世には合わないかも・・。救いはデインヒルがダンチヒの影響が大なので、中距離向きの血統でしょう。この辺にわずかな望みをかけて・・。だめかな？

なんとも不気味な存在。デインヒル産駒は全体的に見る限りでは叩き良化型。すみれＳから間があき、ぶっつけで大丈夫かどうか。初の休み明けで、いきなりＧ1もどうかと思う。やっぱり1度叩いた方が良かったのでは？ツクバシンフォニーなんかも休み明けにも強くなかったような気がするが。まあそれで勝てば問題ないんだろうけど。難しい馬が出てきましたな。

ティンヒル産駒が叩き良化なのはディンヒルのＢＭＳがヒズマジェスティ〜リボーに遡るラインだからでしょうね。ＢＭＳにリボーだと底上げされて良い方向に働くのですが、一方で『重い』という欠点もありますね。

ディンヒル×ダンシングブレーヴと言う豪勢な配合の馬です。実際には、父のディンヒルは父の父と母の母が半兄妹と言う血統を持っています。つまり、かなりの近親配合の馬といえます。また、ディンヒルの父の父であるノーザンダンサーがアタラクシアのＢＭＳのダンシングブレーヴの２代前にも入っていて、アタラクシア自身もノーザンダンサーの３×４のインクロスを持っています。このことからも、かなりな近親配合の馬といえます。血統的影響力はディンヒルの方が強いかも知れません。ディンヒル自身は母系の方が影響力が強いようで、ヒズマジェスティ〜リボーと遡る血統が一番影響力が強いかと思われる。また、ダンチヒはノーザンダンサーの最良の後継種牡馬で短距離馬からクラシックディスタンスまで満遍なく活躍馬をだす種牡馬です。よって、ディンヒルの産駒もかなりの幅の活躍馬が期待できます。アタラクシアは父が短距離タイプの万能種牡馬×長距離馬＋母が中距離馬×パワータイプのスタミナ色の強いタイプと言う同じような配合を駆け合わせています。それだけに、偏ったタイプの馬とは思えません。