ビッグ・レッド=マンノウォーの最高傑作。
小柄で寧ろ貧相な馬体だったそうだが、この馬が誕生した際生産者は、「ダービー馬が生まれた」と喜んだとも言う。
Kダービーを、一番人気で快勝、プリークネスSは頭差ながら好タイムで制し、ベルモントSは外枠発走の上スタートで躓いたにも関わらず、強引にハナを奪い、蹄を負傷しながらもアメリカンレコードタイで圧勝し、三冠を達成。この年8戦無敗で年度代表馬に輝く。
小柄な体で重いハンデに耐え、11連勝するなど無敵の快進撃だったが、ようやく4歳秋のピムリコスペシャルで実現した、西海岸No.1のシービスケットとのマッチレースに完敗、名実ともに最強、というところまではいかなかった。通算26戦21勝2着3回。
種牡馬としてはBusher、Busandaなどを出し、リーディングサイアー、リーディングBMSにもなった。

米四代目三冠馬。