1932年仏国産。オーナーブリーダーは大馬産家Marcel Boussac マルセル・ブーサック氏、John Watts調教師に預けられ欧州全土で活躍した。
馬名の『
Corrida』は、
スペイン語で「闘牛」という意味。
主な勝ち鞍は
フランス共和国大統領賞[サンクルー大賞](仏・芝2500m)、凱旋門賞(仏・芝2400m)2連覇、ベルリン大賞(帝都大賞)[ドイツ賞](独・芝2400m)、ハードウィックS(独・芝12F)、オステンド国際大賞[
プリンスローズ大賞](白・芝2200m)2連覇。
父は英ダービーのほか多数の大レースを勝った名馬
Coronach、母
Zaribaはジャックルマロワ賞を勝っていて
St.Simonの5×4×5と
Bend Orの5×4のクロスを持つ。半弟にミドルパークS勝ちの
Abjerとガネー賞勝ちの
Goya、従兄弟に
Dark LegendやGolden Orbがいる超良血馬。
3歳時は凱旋門賞で
Samosの3着があり、4歳の前半最強馬決定戦であるサンクルー大賞を史上初の牝馬による優勝で飾ると、後半は欧州最高峰の凱旋門賞で、Cousineを下し2:38.72のタイムで史上3頭目となる牝馬の優勝。
5歳になっても最強馬の座は揺るがず、ドイツに遠征し2頭の独ダービー馬と伊二冠牝馬が参戦したベルリン大賞も同レース史上2頭目となる牝馬の優勝。そして連覇を狙った凱旋門賞でもTonnelleを退け2:38.88のタイムで優勝、連覇だけでも素晴らしいことなのに牝馬による連覇で歴史的偉業を達成した。
その他にベルギーのオステンド国際大賞を2連覇した。
繁殖入りしてからはジョケクルブ賞を勝った
Coarazeとわずか1頭しか残せなかった。