名牝
Plucky Liegeの2番仔。
Epinardという名馬が同期にいたのを始め、仏でも屈指のハイレベル世代であったが、この馬も世代を代表する1頭である。気性の荒い馬だが、人懐っこい面も持っていたという。
2歳時は5戦3勝で
エクリプス賞などを勝ち、3歳ではプールデッセデプーラン、ジャック・ル・マロワ賞など4勝を上げた他、ジョッケクルブ賞で3着、ロワイヤルオーク賞で2着がある。4歳時にもリンカーンシャーH、ボワール賞、ダフニ賞などを勝って、最終戦では
Epinardを1300mのマッチレースで退けている。通算25戦12勝。
種牡馬としては、仏で2年供用された後、米に輸出された。米での初年度から3冠馬
Gallant Foxを出し、1930、33、34、40と4度米リーディングサイアーに輝くなど大成功。ブルードメアサイアーとしても、1943-52の10年連続を含め、12度米
リーディングとなっている。代表産駒は他に、米牝馬チャンピオンVagrancy、ジョッキークラブ金杯、
トラヴァースS始め多数の重賞を勝ったFenelon、カーターHなどを勝った
Fighting Fox、Kダービー馬Gallahadion、Hoop Jr.、
プリークネスSなどを勝った
High Quest、ジェロームHなどを勝った
Roman他多数。母の父としては、米チャンピオン
Challedon、米2冠馬John's Town、Kダービー馬
Jet Pilotなどを出している。