1990年1月26日、Gainsborough Stud Management Ltd.の生産馬として英国に生まれる。Mohamed Obaida氏の持ち馬でClive E.Brittain調教師に預けられ2〜5歳の間、英愛仏米日と5カ国で走り通算成績22戦6勝・2着5回・3着3回。
主な勝ち鞍に英1000ギニー(英G1・芝8F)、ジャックルマロワ賞(仏G1・芝1600m)、サセックスS(英G1・芝8F)など。
父
Shadeedは英2000ギニーの勝ち馬で母
Dubianは伊G1馬、半弟にG1・3勝の
Golden Snakeがいる良血馬。
デビュー戦2着後、未勝利の身でG3・チェリーヒントンSを優勝。続くG1・モイグレアスタッドSでは1番人気に応えBright Generationを破り1.31.5のタイムで優勝、チェバリーパークSでは後のカルティエ賞最優秀2歳牝馬Lyric Fantasyに2馬身つけての快勝と重賞3連勝でシーズンを終えた。
3歳初戦こそ3着だったが、英1000ギニーでは前走負けたNicheに1馬身つけ1.37.34のタイムで優勝。次走は英国伝統の一戦・サセックスS、古馬との対決となり
Bigstoneの2着で渡仏し最強マイラー決定戦のジャックルマロワ賞で
Ski Paradiseを頭差退け1.39.8で優勝。Qエリザベス2世Sではまたも
Bigstoneの4着と敗れ、米国・BCスプリントでは初のダート戦ということもあり
Cardmaniaの12着と大敗した。
4歳は日本のマイル戦線から始動、京王杯SCでは
Ski Paradiseの3着で本番の安田記念では2番人気に推されるも
ノースフライトの7着だった。帰国し去年2着の借りを返すべくサセックスSに出走するも
Distant Viewの4着、連覇を狙ったジャックルマロワ賞は超良血馬
East of the Moonの2着、ムーランドロンシャン賞も5着、Qエリザベス2世Sでは
Maroofの8着と1勝も出来ずに終わった。
5歳の初戦は2着、クイーンアンSではNicoletteの5着、サセックスSは3番人気だったが
Bahriをクビ差交して1.36.17のタイムで約2年ぶりの勝利、同レース3度目にして遂に制覇となった。続くジャックルマロワ賞では惜しくもMiss Satamixaの2着、ムーランドロンシャン賞〜BCマイルと連続で3歳牝馬
Ridgewood Pearlの前に4着・3着と敗れ引退した。
2・3歳でG1を4勝、しかし4歳時は全く勝てず早熟馬だと思われたが5歳になって牡馬相手にG1を勝つなど息の長い現役時代を送った英国の名牝
Sayyedatiは今のところ
Almushahar(シャンペンS)を出している。