母方が強く遺伝しそうな配合ですね。繁殖にあがってからは多分、自身の影響がでるとスプリント〜マイルの仔馬を出しそうですね。父のリンドシェイバーは、かの
マルゼンスキーの朝日杯3歳Sのレコードを破るほどのスピードの持ち主。リンドシェイバーは父の
アリダーの影響を強く受けているように感じられます。とにかく速いタイプです。
アリダー〜
レイズアネイティヴと遡る血統はまさに『アメリカンブラッドホース』です。特に
アリダーは筋肉質なタイプの馬で産駒もその様なタイプが多く出ています。一方、母方は
モーニングフローリックの遺伝上の影響力が強く出ていそうです。
モーニングフローリック〜
グレイドーン〜
エルバジェと遡る血統で、
エルバジェは
シーホークを出していてその産駒にはかの
アイネスフウジンが居ますし、ウイナーズサークルもその産駒です。と言う様に、本来は長距離色の強い血統ですが、
モーニングフローリックは
ボールドルーラーの血筋の母の影響が強いのか、距離の比較的短いタイプを多く出していますが、根底的には距離がある程度伸びても対応できる血統です。以上のことから、リンドシェイバーの血が悪さをしない限り、オークスでも50-50の可能性ですが、勝ち目があります。が、
モーニングフローリックの血がもろに出てしまうと1400mベストのタイプでしょう。よって、1600mが限界になってしまうでしょう。上手く
エルバジェの影響が出てくれるといいのですが。でも、なんとなく
モーニングフローリックの影響が出そうですね。ただ、救いは母の母の
サイコーハッピーはセントクレスピン×
アポッスルと言う長距離配合の馬なので期待が持てますが、どうも遺伝的にかなり弱いように見うけられます。この系統はあきらめましょう。オークスを勝ったら多分この血筋の影響でしょう(
エルバジェと共に)。ちなみにあの瞬間に切れるカミソリの『様な』決め手はBMSの影響です。