体重約380Kの小柄な馬
ダイナナホウシュウ。大型馬があまりいなかった昔でさえ少し貧弱に見えたこの馬は、あまり期待されずに関西に入厩した。
小倉でデビューした
ダイナナホウシュウは初戦を首差で辛勝した。がその後がすごかった、2歳時は無敗で8連勝、一躍関西期待の馬に変わっていった。(ちなみに2歳時はタマサンという名で走っていたらしい)
3歳になって
ダイナナホウシュウと名を改めた彼は3歳初戦も大差で完勝してしまった。
皐月賞に駒を進めたダイナナはそこで関東の最強馬タカオーと初顔合わせとなったがしかしタカオーも
ダイナナホウシュウの敵ではなかった、2着に7馬身差をつける圧勝!その後出遅れでNHKを負けてしまい連勝は止まってしまったが、ダービーでは当然一番人気。しかしそこでも出遅れてしまって、4着に敗れてしまった。
その後秋にみごと復活し菊花賞を制し、3歳シーズンを終えた。
4歳になって天皇賞を目標に調整してきた彼に屈腱炎というアクシデントがおきた。やむなく春シーズンは全休、そして秋には見事カムバックを果たした。
秋の天皇賞を見事逃げ切り天皇賞馬の栄冠を手にした彼は、1年休養し中山グランプリに挑んだ。
しかし相手は
メイヂヒカリ、ピークを過ぎた馬の勝てる相手ではない、しかもレース中に故障していた事が判明、
ターフを去った。
その後種牡馬になった
ダイナナホウシュウだがあまりパッとせず、種牡馬を引退した後は乗馬として余生を過ごした。
生涯成績29戦23勝