1928年英国産。現役時はベルギーや仏国で走り通算20戦16勝。
ベルギーでは1931年、32年とオステンド国際大賞を連覇。またグランオステンド国際(ベルギー)も連覇し、ベルギーを代表する名馬として活躍。他に共和国大統領賞(仏・現サンクルー大賞)やブリュッセル大賞(ベルギー)に優勝。1931年の凱旋門賞(仏)では名牝
Pearl Capの3着に入った。
引退後はそのままベルギーで種牡馬入り。ただ馬のレベルが高くないベルギー繋養時代はTerre Roseがドーヴィル大賞(仏)に勝ったのが目立つ程度だった。その後、仏国に輸出。そこからジョッキークラブGC(米)や
サラトガC(米)を勝った
Princequillo、仏国2000ギニー(仏)を制した
Prince Bio、仏国ダービー(仏)勝ち馬
Prince Chevalierと3頭の名馬を輩出。1946年には仏国リーディングサイアーに輝き、前述の3頭が
Prince Roseの父系を現代にまでしっかり繋げている。他にもProcureuseが1947年のヴェルメイユ賞(仏)を勝っている。
1944年に第二次世界大戦による爆撃で亡くなっている。